「妖怪は生産性が低い」という指摘がある。
多少の自覚がある身としては実に耳も心も痛い(笑)
生産性が低い理由を考えてみると、知天狗型はそもそも結果に関心がない。
一方の天狗型は目先の結果にこだわり「永続性」がない。
別の言い方をすると「循環」の考え方が欠落している。
たとえば、狩猟型だと「乱獲」。
自然回復力以上に獲るから生態系のバランスが崩れ、絶滅させてしまう。
自分の利害が関わらない分野に関しては同意できても、自分の収穫量については「最大化願望」が消えない。
たとえば「植福」もそう。
「執着を去る修行」という面もある。
一方で、身の丈以上に貢献したいという「欲」についてはどうだろう。
「今は植福をしない」ということが「中道」の場合もあるはず。
その判断が「ケチな心」から出ているのか「智慧」からのものか。
自分自身の本音を見極めることは結構難しい修行だと思う。
『常勝の法』最終章が「あるべき姿‐智慧からの中道」。この実践がいかに難しいかを痛感中。