公開ブログ(2024/5/16更新)

正しくても役に立たない?

正しくても役に立たない?

- m ueda の投稿
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比喩と似たものに「具体例」があります。
先日ネットでナルホドな意見がありました。
「日本人の英会話が上達しない理由」を日本語が堪能な外国人が述べてます。

日本の英語は明治時代に洋学をするために始まったから「文法重視」。
だから正確性が求められている。
英語ネイティブなのに日本の入試問題は満点を取る自信がないって。

最近では日本の教育水準が上がっているので、学術研究も日本語で十分。
その一方で、外国人旅行客が増えたりして英会話のニーズは高まっている。
でも、英語教育は相変わらず「文法重視」「正確性重視」。
「伝わりやすさ」は重視されていないって。

言われてみればごもっとも。
環境変化やニーズの変化に対応できず、正しくても役に立たない状態なんだなと。

仏法真理を伝える場合も、正しくても役に立たないことは結構ある。
間違って伝えるのは論外だけど、「正確性」と「伝わりやすさ」のバランスを気をつけようと思った。

経典『愛の原点』では、「理解、説得の技術論で悪が発生する」とあります。
原点回帰のひとつとして、もう一度『愛の原点』を紐解いてみませんか。