公開ブログ(2024/5/16更新)

【再掲】心を揺らしたら負け

【再掲】心を揺らしたら負け

by ueda m -
Number of replies: 0

昨年、公開ブログで「心を揺らしたら負け」を書きました。
昨年のブログをまとめて再掲しておきます。

「善悪」ではなく「バランス」という観点から注意すべき点については明日以降メンバーブログにアップしていきます。

以下、再掲

心を揺らしたら負け ①

もう、二十年近くになりますが、自分への戒めとして「心を揺らしたら負け」という言葉を念頭に置いています。
どんなきっかけでこの戒を立てたのか忘れてしまいました。何かの公案研修での気づきだったかもしれません。
ところが最近になって、自主ルールではなく法的根拠があるんじゃないかと思ったんです。

経典『幸福の科学の十大原理(上巻)』の「知の原理」の最後を読んだときに「あっ!」って思いました。

「心の原理」として、私は簡単に二つだけ言っておきたいのです。
一つは、「心のバランスに気をつけなさい」ということです。
もう一つは、「自らの想念の曇りは、自らそれを見いだし、自ら反省し、自ら取り除いて、元通りの素晴らしい心を取り戻しなさい。それ以外に、本当にみなさんが幸福になる道はない」ということです。
この二つを知ってほしいと思います。

反省より前にバランスなんです!
で、
「心を揺らす」ということは「感情」が高ぶることですよね。
つまり、バランスが崩れた状態なんですよ。
では、なぜバランスが先かというと、天上界との交流が遮断されるからじゃないかと思うんです。
たとえは、衝撃的な出来事があって怒りや悲しみで心が揺れるとか、嬉しすぎて有頂天になったりすると、天上界とは波長が合わなくなりますよね。
もっと言うと、悲しいことがあっても、それを悲しみすぎると「天上界が手助けできない状態になる」っていうこと。そして、下とか裏とかの応援団が近寄ってくる。
これって、天上界の側から見たらとっても悲しいことだと思いませんか。助けたいのに助けられない状態なんです。
だから、心が揺れそうになったら、
「おっと危ない!」
って思ってくださいませ。


心を揺らしたら負け ②

喜怒哀楽が激しくなると感情領域が肥大化して心のバランスが崩れ、天上界との通信が遮断されることを前回書きました。
今回はその追加として、「闇墜ち」部分についても書いておきます。

映画「宇宙の法」で、タイラー(ホワイトナイト)が感情を乱され、ブラックナイトになって闇墜ちしたことを覚えていますか。
あの時にダハールは「僕はなんにもしてない」と言ってましたよね。
「タイラーの感情を乱させたのはオマエだろ!」と言いたいところですが、確かに感情を乱された結果としての「自爆」でもありますよね。
で、
何が言いたいかというと、この闇墜ち原因が「今世の出来事ではない」ということなんです。
過去幾転生繰り返していれば、失敗、後悔、心の傷・・・、そんなもの皆無な人、いないですよね。
でもね、現在は、悪霊だけではなく、裏側、悪魔、闇宇宙と全方位に向けて「大浄化作戦」をしているんですよ。
自分だけ無事で済むと思います???
アチラからはこちらは見えるがこちらからは見えないっていうハンデ戦なんですよ。
敢えて言うと「すでに戦争中」なんです!
だから、戦わないと負けるんです。戦えないと負けるんです。

だけど「絶対に負けない戦い方」もあるんです。
それが「心を揺らさない」ということ。
生身の人間だから、心揺れる時もあるでしょう。その時に「他人のせい、環境のせい」にすると心が揺れます。
心が揺れたら、「おっと危ない!」って思ってバランスを取り戻す訓練を重ねていくしかないんです。
自転車に乗れるようになった時のことを思い起こせばいいんじゃないでしょうか。
最初は「たった二つしか車輪がないのにバランスが取れるはずないじゃん!」って思ってませんでしたか?
でも、乗れるようになったら簡単ですよね。
まあ、霊界にも「三秒ルール」が通用するかもしれません。一瞬心が揺れてもすぐに戻せば「セーフ」って気がします。
知らんけど(笑)


心を揺らしたら負け ③

まさかこのテーマで三回も書くとは思いませんでしたが、結構ニーズが高いようです。
今回は対策編を書こうと思います。
まあ「私の」対策編なのでどの程度お役に立つか分かりませんが。

結論から言えば、次の二点を受け入れること。
「解けない問題は与えられない」
「まだ見つかっていないだけで、解決方法は必ずある」
この二点を受け入れることができるようになってから心が揺れにくくなりました。

自分に都合の良い答えを求めているうちは御指導は来ないと思ってください。
「大吉が出るまでおみくじを引き続けるような人を援助する神様はいない」
という感じでしょうか。

相手からの視点、天上界からの視点、過去・未来にからと、自由自在に視点を移すことができるかが問われています。
「悟りとは、心の焦点距離を合わせるための方法でもある」(『釈迦の本心』P.235)
『真理の言葉・正心法語』でも、「反省せよ」の前に「他人に対して理解」とあります。
心が揺れていたら反省は難しいですからね。
とは言っても、理解できない場合はどうするか。
私の場合、「棚上げ」します(笑)
「現在の私の力量では相手を理解できません。つきましては天上界に棚上げさせていただきます」って祭壇前で宣言しました。
自分の判断ではなく、天上界の判断に委ねようということです。
そうすると「今度会ったら言い返してやる」とか「相手が悪いことを証明してやる!」みたいな力みが消え、別のことを考えられるようになり、心の波立ちがおさまりました。
まあ、「他人に対して理解をし」まではいかなくても、とりあえず心の波立ちは収まったので、下から狙われないための「緊急避難措置」としては有効だったようです。
あまりお勧めできるような方法ではないかもしれませんが、ヤバイときは是非お試しを(笑)


心を揺らしたら負け ④

連続してお伝えしているのは、一言でいえば「平静心」のことなんです。

経典『人生の王道を語る』第二章に収められています。
「一つの結論に達することができない状態が悩み」
「悩みがいちばんいけないのは、ものごとが美しく見えないから」
「感情的な軋轢があってぶつかり合う人は自分の魂修行に必要な人であることが多い」
などなど、実に重要かつ耳の痛いことが説かれています。
そして最後には、
「心を平らかにする」という、それだけのことを続けていくだけで、いつの間にか偉大な人格に自分が変わっていくことを知るでしょう」
とあります。
これを読んで、「修行状態のバロメーター」みたいなものかなって思いました。
だから、「心を揺らしたまま」というのは「修行放棄」というような意味に感じています。
でもね、
これだけでも結構難しいんですが、主はその先まで期待されているんです。
それが「不動心」。
揺れたらすぐ平らかにするのが「平静心」で、そもそも揺れにくくするのが「不動心」。
たとえとして「氷山」を使って、水面下の蓄積の大切さが説かれています。
「人生の基礎、基底の部分に大いなる蓄積がある人は、非難や攻撃に耐えていけるし、苦悩や挫折にも耐えていける」
「凡事徹底」の継続ということかと思いました。

はあ~、「道のり遥かなり」といったところでしょうか。
でもね、「遥かな道のり」は今世のことだけじゃないんです。いま説かれている教えをこれから幾転生かけて学んでいくのかを考えてみてください。
「三千年残る法」とか言われてますが、いやいや、創造主が法を説くのは最後じゃないですか。
だから、
「ずっと学び続ける法」、つまり「永遠の法」だと(汗)