「イノベーション」の和訳として「創造的破壊」というのもありました。
今の「世紀末」も第八文明建設のためのソレなんじゃないかと。
たとえて言えば、駅前再規模再開発。
終戦直後の木造建築密集地域が現在も残っているようなエリア。
都市のなかで、ネズミ、ゴキブリが徘徊し、猥雑な地域を、現代にふさわしい街に創りかえる。
でも、そのエリアでずっと住んでいる住人の立場からはどう思うだろうか。
「住み慣れているから今のままでいい」「修繕しながらまだ使いたい」
そんな、再開発に反対する思いも出やすいだろう。
第七文明の末期にいる私たちは、こんな状況に近いんじゃないかと。
ただ、これは地上の人間側の感情。
天上界は「地球をメシア星にする」という計画を進めている。
木造建築を使い続けるなら「修繕」でもいいが、高層ビルに建て替えるなら「取り壊し」。
これを心情的に受け入れるにはそれなりの「覚悟」が必要。