昨年、精舎の朝瞑想の定番「四禅定」がDVDになって頒布されました。
また、精舎限定ではありますがCDでも頒布されています。
精舎講師で毎日実修している方々の体験談によると、その効果は絶大のようです。
ただ、残念ながら私にはそこまでの実感がまだありません。
ようやく「続けることの快感」をわずかに感じ始めたあたりです。
それと、自分の本音がチラチラと見えてくるのが面白いと感じています。
たとえば、「せせらぎの瞑想」をしているときに、せせらぎを頭で考えて「演出」している。
つまり、「禅定できている自分をつくり出している」ということが見えてしまった（笑）
この感覚は言葉では説明しにくいですが、「頭で創作しているのと心で感じている違い」。
このあたりのことになってくると、この文章を読んでいる人に四禅定の体験が無いと伝わらないんじゃないかな。
山歩きで言えば、谷を歩いているときには見えなかった風景が尾根道を歩くと見えてくるようなものでしょうか。
「尾根道に行けばこんな光景が見えるだろうな」というのを想像しながら谷を歩いている状態。
下手をすると、できているフリをして自分で自分に嘘をついているみたいな感じ。
こんな自分の本音が見えてきて、自分自身の妖怪っぷりを生暖かく見守っているところです。