公開ブログ(2024/5/16更新)

K309 もう一つの「縁なき衆生」

K309 もう一つの「縁なき衆生」

- m ueda の投稿
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ことわざで「縁なき衆生は度し難し」というものがあります。
「仏縁のない者は救いようがない」とか「人の言うことを聞かない者は救いようがない」とか、
そんな意味で使われていますよね。

でも、実は、もう一つの「縁なき衆生」があるんじゃないかと。
それは、「因・縁・果」の「縁」を飛ばして考える「縁なき衆生」。
つまり「因・果」しかない考え方をする人たち。「因果な人」と言うべきか。

2022年3月にもブログ「貢献と修行」でも書きましたが、
「祈願をした(因)⇒おかげが来る(果)」というように、
「 正心法語を読んだら護ってもらえる」
「経典を読んだら悟りが上がる」

この誤解をしていると、それを逆手に取られて
「功徳があるから~しましょう」というこの世的なPRに簡単に乗ってしまう。
これ、念仏地獄が生まれるパターンと似てないですか。
「功徳を求めて念仏してたら地獄に堕ちた」

何で地獄堕ちするのか、数年がかりで答えが見つかりました。
これ、他人からは奪ってないけど、「仏から奪おうとしているから」だと思う。

あ~、くわばらくわばら。