公開ブログ(2024/5/16更新)

楽曲修行の原体験② 父と子と聖霊

楽曲修行の原体験② 父と子と聖霊

by ueda m -
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今回は、その楽譜集に所収の別の曲で、前回と異なる感動体験をした話。

ボロ泣き事件から数十年、信者になってからのこと。
「パッサカリアとフーガハ短調(582)」を聴きながらスコアを眺めていたら再び「来た!」。
表現が難しいけれども「左脳的感動」って言ったらいいんだろうか。
楽曲のなかに込められた「父と子と聖霊」の構図が解った。
そして、この世とあの世を含めた神の世界を垣間見た気がした。

この曲は主題が低音部で示され、その後20回にわたり変奏が繰り返されるんですが、
「低音部の主題がメシアの御意図、中音部が地上世界、高音部が地上を助ける天使」
という「地上を取り巻く霊界構造をも示した楽曲のように感じ取れた。
キリスト教的に言えばの「父と子と聖霊」ですが、「至高神と神の子と高級霊」
そういった世界が展開されている楽曲として感じられました。

J.S.バッハはその世界観を楽曲というタイムカプセルに入れた。
「名画に描かれたUFO」(http://labaq.com/archives/51730614.html)のように、
創造主の法が説かれるまで人々に理解されないことも承知していたのかもしれない。

そういう妄想全開で楽曲の世界に浸っていました。