30年前に「三帰誓願」が始まり、式典をして根本経典を拝受する形式となった。
仏法僧の三宝に帰依し、修行者として新しい人生をスタート。
本来ならば結婚式、葬式に匹敵するほどの重要な式典。
たとえて言うなら、それまでの人生を方途なく徒歩で歩んでいたとすれば、
幸福への指針(正心法語)を頂き、自動車(祈願文)を使って仏に近づく第二の人生がスタート。
だから「トワイスボーン」。
この世的な生き方と決別し、霊的人生観を獲得するために修行の道をスタートさせる記念日。
平坦な道を歩む人生から登山道を歩む修行者としての「覚悟」を求められる。
でも、94年当時はそんな霊的意義が充分に理解ができていなかった。
単に「正心法語を取り替える儀式」程度の認識だったかと思う。
本音では「慣れ親しんだ正心法語が変わった戸惑い」のほうが大きかったのかもしれない。
『仏説・正心法語』が全編釈尊意識、『祈願文』がヘルメス神で統一された。
この重要性はほぼ理解できていなかったと思う。
(※供養系の経文は日蓮の御指導)