前回原稿を書き上げて一息入れてたら、「その先」が思い浮かんだ。
それは「過去世の不調和な心が与える影響」だ。
タイラーの場合、出身星であるプレアデスをレプタリアン族に滅ぼされた。
そのときの「力負け」が心の傷となって深いところに入ってしまった。
それがレイをライバル視して「嫉妬」を生み、ダハールに付け入られる心の闇となった。
レイの戦闘力に嫉妬するのではなく、「それを讃えて自己研鑽に励む」ことが仏法真理的対処法。
力を扱うにふさわしい心の器の形成が不十分であったとみることもできる。
つまり「パワーとフォースのバランス」の問題ではないかと。
これは「美の法門」として大事なテーマになってくると思う。
ちなみに、エイスケや夕子は「力」に対する執着心はないから嫉妬していない。
自分が欲しいと思っているが手に入らないものに対する焦り、求不得苦。
その原因が遠い過去世にあったことに驚いた。
次回は、嫉妬された側のレイにある自我力を取り上げてみる。