映画のなかでさりげなく登場する「鈴」。
鳴らなかったのが二回あったことに気づいた？
一度目は天日鷲命から頂いてすぐ。
鳴らし方のダメ出しを喰らい、「祈りを込めよ」と指導を受ける。
二度目は病院内を逃げる場面。
「助けて！」の思いで鳴らしたから空振り。祈りがこもらなかった。
そののち、地獄の閻魔様に「祈りも分からんのか！」とあきれられ、
「神に対して思いを向けよ」と教えられた。
この一連の流れは、霊的作法の特別レッスンのように思えた。
実は、祈願文を「読む」ことをいまだに祈りと思っているベテラン勢もいる。
これは、周りの空気を振動させただけの「音読」で終わる可能性もある。
これでは天上界には届かない。つまり、「祈りとして成立しない」ということ。
以前から霊的作法の講話が欲しいと思っていたので、この一連のシーンはありがたかった。